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~~~~~~~~揉み返し理論~~~~~~~~

皆様はこんな経験がありませんか?マッサージを受けて、グリグリされた箇所が、その日の夜や翌日の朝に妙に痛い。熱を持ったような、筋肉痛のような痛み。なんでだろうなあ?さっきマッサージでじっくりとほぐしてもらったハズなのに・・・。

その痛みの正体、それが“揉み返し(もみかえし)”で、今回のコラムのテーマです。

人によってはまったく経験のない人もいるし、経験のある人でもセラピストや施術方法によって出る時と出ない時がある。

では、その“揉み返し”とは体にとって良いものなのでしょうか?

ズバリ、今回は一直線に結論から先に言ってしまいましょう。

「揉み返し」は筋肉にダメージを残したという意味、ハッキリ言って施術者が下手なのが原因です。

「揉み返し」とは、疲労して萎縮したり、固くなった筋肉に対して、力のみに頼った『強揉み』や無理矢理に解きほぐそうと力を入れた結果、毛細血管や筋肉繊維などが破壊され、炎症を起こしてしまうために起きます。

プロのマッサージ師でしたら、例え『強揉み』でも、正しい施術法に従い、患者さんの筋肉のコンディションをみて力加減を調整するので、そのようなことは起こりません。

見た目には同じことをしているのに、揉み返しが出る人と出ない人がいるのは、「セラピストの技量」が大きくモノを言ってきます。

では、一体なぜ揉み返しは起きるのでしょうか?

揉み返しの具体的要因は大きく分けて2つ

①力の入れすぎ

施術者がお客さんの筋肉の強度を見抜けなかったり、またはお客さんの要求を鵜呑みにして過剰な圧力を掛けすぎた場合に起こるものです。

②ウォーミングアップの不足

これは、

マラソンをする前に、ストレッチや準備体操、軽いジョギングなどの体を暖めることをせずに、いきなりダッシュ!してしまうような感じ。

もしくは、

ベンチプレスをする際に、いきなり最重量で始めてしまう!みたいな感じ。

どちらも確実に筋肉痛が起きますよね?

要するに、それまで何の外部からの刺激を受けなかった冷えた筋肉はビックリしてしまい

硬くなる

無理矢理揉み解そうとする

筋肉組織の破壊

揉み返しが起きやすい。

(注)ただし、筋肉に疲労が溜まりすぎている場合には、少しの刺激でも施術の翌日に『揉み返し』と似たような【だるさ】が起こりやすいです。これは副交感神経(リラックス神経と言ってもいいでしょう)にスイッチが入るためですが、2日ぐらいでスッキリ解消します。これはプラスの反応(好転反応)といい、体が正しい治癒方向に向かっている時の反応ですので、揉み返しのネガティブな反応とは異なります。

それでは“揉み返し”を受けないための3ヶ条!

1.痛すぎるマッサージは言語道断。絶対にイケマセン。

2.強揉みの前に、筋肉・組織・細胞内のウォーミングアップを必ずする。

3.技術の確かなマッサージ師のマッサージを受ける。

癒されにマッサージを受けたのに、さらに辛い思いをするなんて、何だか納得いきませんよね?

ポイントは「確かな技術」です。

Shoji Massage Serviceでは、こちらのお客様が推薦しますように「気持ち良かった!」「体が軽くなった!」「(他ではあったのに)揉み返しが全然なかった!」等々言われ、確かな技術を持っています。他のクリニックでは満足できなかった方、是非とも一度お試しになってはいかがですか?

(2010年5月2日)

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